保護犬の去勢手術で知ったこと|うちのコに隠れていた過去とケアの記録
去勢手術へ
トライアルから正式譲渡までの流れ
2020年、我が家にやってきた元保護犬の「うちのコ」。
我が家は共働きで、高校生の娘がいる三人家族です。忙しい毎日の中で迎えた成犬の保護犬は、手術や通院のスケジュール調整も含めて、家族みんなで協力しながらのスタートでした。
譲渡会で出会い、トライアルが決まった際、保護施設の方と面談を行いました。
その中で 正式譲渡となった際には「去勢手術・健康診断・ワクチン接種」を行う という約束が交わされました。 保護団体によっては、譲渡前に手術を済ませているところもありますが、 我が家の場合は「私が病院へ連れていく」形でした。

去勢手術はなぜ必要?
去勢・避妊手術にはいろいろな考え方があります。それでも私は、
- 不幸な命を増やさないため
- 譲渡後のトラブル防止
- そして、うちのコ自身の健康のため
この3つが大切だと感じ、手術に同意しました。
特に、保護犬の世界では
「繁殖目的で里親を装う業者」が存在するという現実があります。
去勢・避妊手術は、
助けられた命を再び苦しい環境に戻さないための大切な仕組み
でもあるのです。


手術と費用について
我が家の場合、費用は 約6万円。
手術費用だけではなく、保護団体に払った金額です。内訳として
- 去勢手術
- 血液検査・健康診断
- 飼育費や寄付金
が含まれていました。
保護団体に協力してくださる獣医さんが割安で診てくださり、
自分で病院に予約・連れて行き、費用は譲渡会のときに保護団体に預ける形でしたので当日の支払いはありませんでした。
「保護犬のことは院長が直接対応しています」
そう病院のスタッフさんに言われたとき、
この先生なら大丈夫だと、安心したのを覚えています。
手術当日。病院で分かったこと。
うちのコ、の検査結果
朝に病院へ連れて行き、夕方にお迎え。
全身麻酔での手術なので、同時に
耳・口・レントゲン・血液検査 もしていただきました。
診断結果は次の通りでした。
- 以前、ヘルニアになったことがある跡がある
→ 無理な姿勢・ジャンプ・坂道は控えめが安心。 - 血液検査で炎症反応が高い数値
→ 原因はおそらく「歯」。 - 歯は痛みと不衛生により、触るだけで抜けてしまった
→ ごはん中の違和感は、痛みだったと気づく。 - 耳の奥に茶色い塊の汚れがこびりついていた
→ 今後は通院しながらケアが必要。 - 手術自体は無事成功
レントゲンに写った背骨の狭くなった隙間。
歯が抜けたことで軽く血がついた鼻や口元。
そのどれもが、「うちのコの過去」を物語っていました。
どんな環境で生きていたんだろう。
どれだけ痛かったんだろう。
それを思うと胸がギュッと締めつけられました。

無くなった歯。でも、うちのコは元気になった。
歯がほとんど無くなったうちのコですが、
驚くことに 手術後から、すごく元気になったんです。
「痛い」って、やっぱりしんどかったんだね。
先生には
「犬は引きちぎるために歯を使うから、丸飲みできれば大丈夫ですよ」
と言われましたが…
うちのコ、めっちゃモグモグします(笑)
味わってる気がします。かわいい。

去勢後は太りやすいので注意!フード量の見直しを
去勢手術をするとホルモンバランスが変わり、成犬でも急に太りやすくなることがあります。
「手術前と同じ量でいいや」では、あっという間に体重オーバーになることも。
特に共働き家庭は、忙しくて気づくのが遅れがちなので要注意です。
手術後は早めにフード量を調整し、こまめな体重チェックが大事。
私もこの“太りやすさ”を甘く見て、思いきり太らせてしまいました…。
👉 詳しい失敗談はこちらで写真つきでまとめています:

耳のケアはゆっくり続けていく
耳の状態はまだ完璧ではなく、
今も 2ヶ月に一度くらい通院して掃除 してもらっています。
時間はかかるけれど、
焦らず、ゆっくり、少しずつでいい。

まとめ|手術は、未来を守るための優しい選択
去勢・避妊手術は、犬の体のためだけではありません。
- 家族の安心
- これからの暮らしの安定
- そして、守りたかった命を守り続けること
その全部につながっています。
うちのコは、今、毎日たのしそうにごはんを食べて
よく寝て、よく甘えてくれます。
その姿を見るだけで、手術をしてよかったと心から思います。
うちのコ、よくがんばったね🐾

