【保護犬入門②】譲渡会の流れと費用をわかりやすく解説
「保護犬を迎えたいけど、譲渡会ってどんな流れなんだろう?」
「お金はどれくらいかかるの?」
そんな疑問を持つ方のために、
今回は 譲渡会の流れ と 実際にかかる費用 についてお話しします。
🐶 譲渡会とは?
譲渡会とは、保護された犬や猫に新しい家族を見つけるためのイベントです。
動物愛護団体やボランティアの方々が、定期的に開催しています。
会場では、保護犬たちがリードをつけて散歩していたり、ケージの中で静かに座っていたりと、
それぞれの性格や過去を感じられる場所です。
「かわいい!」という第一印象だけでなく、
性格や相性をゆっくり確かめられる場でもあります。
①事前申し込みとアンケート
多くの譲渡会では、事前に申込フォームやアンケートの記入が必要です。
家族構成や住環境、犬を迎える準備などを確認するために
正直にお伝えしましょう。ホームページなどで気になる子がいたらその旨もつたえましょう。
② 当日の面談・マッチング
会場で犬と直接会い、担当スタッフとお話しします。
スタッフは、犬の性格やこれまでの経緯を丁寧に説明してくれます。
その上で、家庭環境や生活スタイルが合いそうかを見極めてくれます。
③ トライアル(お試し期間)
気になる犬とご縁がありそうな場合、
数日〜数週間の「トライアル期間」が設けられることがあります。
この間に、犬が家になじめるか、家族全員が無理なく暮らせるかを確認します。
④ 正式譲渡・契約
トライアルがうまくいけば、正式譲渡です。
譲渡契約を交わす際、譲渡費用(医療費などの実費)を負担することになります。
この費用には、ワクチン接種や去勢・避妊手術、マイクロチップの装着費などが含まれる場合が多くあります。
環境省のホームページでも各地域の動物愛護センターでの譲渡会の情報も載っています
💰 譲渡会でかかる費用の目安
譲渡会で保護犬を迎える場合、
「無料」ではありません。
これは“売買”ではなく、犬の命を守るために必要な医療費や活動費の一部を負担する形です。
| 費用項目 | 内容 | 目安金額 |
|---|---|---|
| 医療費 | ワクチン・健康診断など | 約5,000〜20,000円 |
| 避妊・去勢手術費 | 済みの場合は込み | 約10,000〜30,000円 |
| マイクロチップ・登録費 | 義務化により必要 | 約3,000〜5,000円 |
| その他 | フィラリア検査、駆虫薬など | 団体により異なる |
💡 合計でおおよそ3〜8万円ほどが目安です。
団体によって金額は異なりますが、「命をつなぐための実費」と考えてください。
🐕 まとめ|譲渡会は犬と人の出会いの場
譲渡会は「犬をもらう場所」ではなく、
犬と人が出会い、未来をつなぐ場所です。
気になる子がいれば、まずは気軽に会いに行ってみてください。
写真で見るより、ずっとリアルにお迎えするイメージもできると思います。

