共働き家族の体験記②|はじめまして、うちのコ。保護犬が家族になる初日
うちのコを家族に迎えた日
2020年、滋賀県で開かれていた譲渡会で出会った、小さなトイプードル。
「このコを家族に迎えたいです」
スタッフの方にそう伝え、手続きを済ませました。
推定5歳くらい。
大人しくて、ほとんど吠えず、私たちにしっぽを振ってアピールすることもないコでした。
それでもなぜか、「このコと一緒に帰りたい」と思ったんです。
こうして、うちのコとの暮らしが始まりました。
うちのコとの出会いはこちら

帰り道、車の中でずっと仁王立ち
手続きを終え、うちのコと一緒にまた3時間かけて家へ向かいました。
途中、コンビニに寄って犬のおやつを購入。
「食べるかな?」と差し出してみましたが、クンクンすることもありません。
車の中でくつろぐこともなく、うちのコは仁王立ちのまま、前だけをじっと見つめていました。
私には、ずっと緊張しているように見えました。
ブレーキを踏むたびに「おっとっと」と踏ん張る小さな体。
私は隣で支えていましたが、こちらに体をもたれてくることはありませんでした。
吠えるでもなく、噛みつくでもない。
だけど、懐いているわけでもない。
私がそれまで思い描いていた「犬」とは、やっぱり少し違いました。
夫はなるべく急ブレーキにならないように運転し、私は隣で優しく声をかけることくらいしかできませんでした。
初めてわが家に入った、うちのコ
家に着くと、娘が驚きと喜びで変なテンションに(笑)。
一方のうちのコは、キョロキョロとあたりを見回していました。
初めての場所です。
しばらくすると部屋の中をウロウロして、いろいろなものをクンクンする姿も見られました。
それまで車の中ではずっと仁王立ちで、前を見つめていたうちのコ。
そんな姿を見てきたからか、家の中のものに興味を示してくれたことが、私は単純に嬉しかったんです。
「なんだか、これから楽しくなりそう」
そんな予感がして、私もワクワクしていました。
迎えた初日にシャンプーしました
家に着いて、まずはお風呂。
譲渡会では「2週間ほど前にシャンプーしています」と聞いていましたが、これから室内で一緒に暮らすこともあり、その日のうちにシャンプーすることにしました。
今振り返ると、譲渡会に3時間の車移動、初めての家、そしてお風呂。
うちのコにとっては、なかなか大変な一日だっただろうなと思います。
嫌がるかもしれないと覚悟しながら、まずは足元からゆっくりお湯をかけました。
いつもなら何とも思わないシャワーの音まで、この日はやけに大きく聞こえます。
お尻、体へと少しずつ濡らしていくと、細い体がますます細く見えて、胸がぎゅっとなりました。
……今思えば、犬って濡れるとだいたい細くなるんですけどね(笑)。
最初は踏ん張っていた体も、洗っているうちに少しずつ力が抜けていきました。
目を細めて、こちらに身を任せてくれるように。
「もしかして、お湯は嫌いじゃないのかな」
そんなふうに感じて、私も少しホッとしました。
ごはんも水もトイレもなし。初めての夜
お風呂を終えて部屋に戻ると、うちのコはまたソワソワ。
知らない家の中をウロウロしたり、周りを気にしたりして、なかなか落ち着かない様子でした。
それでも、しばらくすると小さくため息をついて横になり、そのまま眠り始めました。
「あぁ、やっと少し休めるのかな」
その姿を見て、私もようやくホッとしました。
でも、ごはんも水も、トイレも、初日は何ひとつできませんでした。
無理に勧めることはせず、
「焦らなくていいよ」
「ここがあなたの家だよ」
そんな気持ちで、そばで見守ることにしました。
うちのコは一日の疲れもあったのか、横になって休んでいました。
一方の私はというと……
家族が増えた興奮で、目がギラギラ(笑)。
なかなか眠れませんでした。
こうして、わが家の末っ子になったうちのコ。
家族がそろった、一日目でした。
初日は、ごはんも水もトイレもできなかったうちのコ。
そこから少しずつ、ごはんを食べたり、家の中で眠ったり、私たちとの暮らしに慣れていきました。
迎えてからどんなふうに変わっていったのかは、こちらの記事にまとめています。

これから保護犬を迎える方へ、最初の1週間の過ごし方はこちらにまとめています。

