保護犬が目を合わせないのは嫌われている?「あ、ほんとだ」と気づいたこと
保護犬を迎えてみたものの、
「なんだか目を合わせてくれない」
「もしかして、まだ心を開いてくれていないのかな?」
そんなふうに感じることはありませんか?
私も、5歳で迎えたうちのコをそう思っていました。
うちのコは普段からあまり目を合わせないタイプで、抱っこして顔を向けても、ソファーでくつろいでいるところを見ても、スッと目をそらす子でした。

「まだ私たちのこと、好きじゃないのかな」
なんて考えたこともあります。
ただ、先に結論を言うと、目をそらすだけで嫌われているとは限りません。
そう思えたきっかけは、夫のひとことでした。
「やってほしい事があるとき、ちゃんと見てくるよね」
「あ、ほんとだ」
自分では気づいていなかったので、ちょっとびっくりしました。
この記事では、そんなうちのコとの暮らしを振り返りながら、保護犬が目を合わせないときに、私が感じたことや気づいたことをお話しします。
保護犬が目をそらすのは、懐かないから?

目をそらすからといって、「嫌われている」「懐かない」と決めつける必要はありません。
緊張しているときや、じっと見つめられるのが苦手なとき、もともとの性格のことなど、理由はいろいろです。
「目をそらした」という行動だけでは、理由までは分からないんですよね。
目をそらす保護犬が、目を合わせてくるのはどんなとき?
夫に言われてから、気にして見るようにしてみました。
すると、仕事から帰って、散歩をすませて、バタバタとうちのコのごはんを用意していたある日。すごく視線を感じたんです。
「……見てる」
お腹が空いていたのでしょう。ごはんを出すまでずーっと私の顔やら手元を見ています。
おやつのときもそう。
散歩に行きたいときも、こちらをしっかり見てきます。
よく考えてみると、何かしてほしいことがあるときは、ちゃんと目を合わせていたんです。
「やっぱり、目があってる!!」
そう気づいてからは、なんだか面白くなりました。
普段は、こちらが顔を向けるとスッと目をそらすのに、欲しいものがあるときは、ものすごく分かりやすい。
「それ、ください」
と言わんばかりに、バチーッと目を合わせてくるんです。
そして、もうひとつ分かりやすかったのが、お出かけのときでした。
最初のころは、仕事の日も休みの日も、うちのコにはまだ家族の生活リズムなんて分からなかったと思います。
でも一緒に暮らすうちに、少しずつ、
「今日はいつもの仕事の日」
「今日は家族がお休みの日」
ということが分かってきたようでした。
休みの日になると、
「あれ?今日は休みでしょ?ボクは?」
というような顔で、こちらを見る。
そして、
「一緒に行こう!」
と言うと、玄関まで走っていきます。
その走っていくスピードを見れば、もう「うれしい!」が丸分かり。
目を合わせないことを、気にしすぎなくても大丈夫

目を合わせてくれないと、
「どうしたら目を見てくれるんだろう?」
「目を合わせるようにしたほうがいいのかな?」
と考えてしまうかもしれません。
でも、私は無理に目を合わせようとしなくてもいいと思っています。
うちのコの場合も、こちらから顔を近づけたり、じっと見つめたりして「目を合わせよう」としていたわけではありません。
だから、目を合わせることを目標にするより、
その子が安心して過ごせることを大切にする。
それくらいでいいのではないかなと思います。
目をそらしたら、「今は見られたくないのかな」と、そのままにしておく。
無理に追いかけたり、何度も顔をのぞき込んだりしない。
そんなふうに、その子のペースを尊重してあげることも大切だと思います。

「目を合わせてもらうこと」より、「この人と一緒にいても大丈夫」と思ってもらえることを優先したいですね。
急に目を合わせなくなったら
ただ、これまで普通に目を合わせていたのに、急に目をそらすようになった場合は、少し注意して見てあげてください。
目を合わせないことに加えて、食欲がない、元気がない、触られるのを嫌がるなど、ほかにも変化がある場合は、体調の変化が関係している可能性もあります。
気になるときは、かかりつけの獣医師に相談してください。
保護犬が目を合わせないときのよくある質問
保護犬が目をそらす・懐かないのは、嫌われているから?
目を合わせないだけで、嫌われているとは判断できません。
緊張していたり、見つめられることが苦手だったり、その子の性格だったりと、理由はさまざまです。
目線だけで判断せず、普段の様子もあわせて見てあげるといいと思います。
保護犬が目を合わせるようになるまで、どのくらいかかる?
その子によって違うため、一概には言えません。
目を合わせるようになることだけを、信頼関係の目安にしなくても大丈夫です。
保護犬が新しい環境に慣れるまでの変化については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

目を合わせる練習をしたほうがいい?
無理に練習する必要はないと思います。
うちのコの場合も、目を合わせることを練習したわけではありません。
一緒に暮らすうちに、自然と「こういうときは目を合わせるんだ」と分かっていきました。
目を合わせてもらうことを急ぐより、その子が安心して過ごせることを大切にしてあげればいいと思います。
まとめ|目を合わせなくても、その子なりの伝え方があります
保護犬が目を合わせてくれないと、
「まだ心を開いてくれていないのかな」
「嫌われているのかな」
と不安になることもあると思います。
うちのコも、向き合うとスッと目をそらす子でした。
でも、何かしてほしいときには、バチーッと目を合わせてくれていました。
最初から分かっていたわけではなく、毎日の暮らしの中で少しずつ見えてきたことです。
だから、目を合わせないことだけを見て、
「心を開いてくれていない」
と決めつけなくても大丈夫。
その子には、その子なりの伝え方があるのかもしれません。
焦らず一緒に暮らしていくと、「あれ?この子って、こういうときはこんな顔するんだ」なんて、小さな発見が出てくるかもしれませんよ。
