保護犬の留守番は何時間まで?共働きで約10時間だったわが家の実体験
保護犬でも、共働き家庭でも留守番はできます。ただし、「何時間までなら大丈夫」と一律に決めることはできません。
年齢や性格、トイレの状況、ひとりで過ごすことへの慣れ方などによって、無理なく過ごせる時間は犬ごとに違います。
わが家では5歳の保護犬(トイプードル・オス)を迎え、平日は約10時間、月に4〜5日は約12時間の留守番になる生活を6年間続けました。
とはいえ、最初から何の問題もなかったわけではありません。ケージでうんちまみれになったり、フリーにしてからもトイレに失敗したり。「これで大丈夫なのかな」と思うこともありました。
この記事では、10時間・12時間の留守番がある生活で実際に困ったことや、わが家でしていた工夫、「うちの子は留守番できそうか」を考えるときに見ておきたいポイントを実体験をもとにまとめます。
なお、海外の動物福祉団体には、犬をひとりにする時間を4時間以内にすることを勧めているところもあります。わが家の10時間・12時間という留守番時間は、すべての犬におすすめできる時間として紹介するものではありません。
「何時間か」だけでなく、その時間をその子がどう過ごしているか。
わが家の経験もひとつの例として、自分の家庭ならどうできそうかを考えながら読んでもらえたらと思います。
共働きのわが家では約10時間、長い日は12時間の留守番でした

わが家は朝8時に家を出て、帰宅は18時ごろ。平日はほぼ毎日、約10時間の留守番になっていました。
さらに仕事の都合で帰りが遅くなる日もあり、月に4〜5日は12時間ほどひとりで過ごしてもらう日もありました。
「留守番時間はできるだけ短いほうがいい」というのはその通りです。ただ、仕事と通勤時間を考えると、毎日数時間で帰るのは現実的ではありませんでした。
そこでわが家では、長い留守番になる生活の中で、どうすればうちのコも私たちも無理なく暮らせるかを考えていきました。
最初の留守番は失敗続き。ケージからフリーに変えました
迎えて最初の2〜3日は、ケージの中で留守番してもらっていました。
ところが仕事から帰ると、ケージの中がうんちまみれ。
夜もケージで寝てもらおうとすると、「出たい!」と言っているように吠えました。気になって見に行くと、またうんちまみれです。
当時の私は、
「このコ、ケージが嫌なんだ」
と思い、部屋の中をフリーにする生活へ変えました。
ただ、今振り返ると、ケージそのものが嫌だったというより、用意したケージが狭すぎたことも大きかったのかもしれません。
フリーにしてからは、家具をかじったり物を壊したり、留守番中に吠え続けたりすることはほとんどありませんでした。
でも、トイレは別。
仕事から帰って、
「ただいまー!」より先に掃除。
そんな日もありました。
それでも新しい家での生活に慣れるにつれて、トイレも少しずつ安定していきました。
振り返ってみると、わが家の場合は、「10時間留守番できる犬だった」というより、暮らしながら少しずつ留守番できる生活になっていったというほうが近いです。
保護犬を迎えたばかりの頃は、「留守番できるか」だけでなく、まず新しい家に慣れるまでの時間も大切でした。わが家で最初の2週間から3か月に見られた変化はこちらにまとめています。

長時間の留守番ができるか確認したい4つのポイント
共働きだと、どうしても留守番が長くなる家庭もあります。

「何時間なら大丈夫?」という数字だけじゃなくて、ボクが実際にどう過ごせているかを見てね。
1.室内で排泄できるか
留守番が長くなるほど、室内で排泄できるかどうかは大きなポイントになります。
毎回外でしか排泄できないと、残業や悪天候などで予定どおりに帰れない日は困ってしまいます。
わが家も最初は苦労しましたが、日中のおしっこを室内のトイレシートでできるようになってから、留守番させる側としてもずいぶん楽になりました。
2.ひとりでも落ち着いて過ごせているか
留守番中ずっと吠えている、部屋の中を落ち着かず歩き回っている、物を壊してしまうなどの様子がある場合は、「○時間だから大丈夫」とは考えにくいですよね。
留守番できるかどうかは、時間だけでなく、その時間をどう過ごしているかも大切だと思います。
3.留守番する場所が安全か
フリーで留守番させる場合は特に、誤飲しそうなものや危険なものを犬が届く場所に置かないようにしておく必要があります。
ケージやサークルを使う場合も、「入れておけば安心」ではなく、その子が無理なく過ごせる広さや環境になっているかを確認したいところです。
わが家は最初、この「広さ」のところで失敗しました。
4.帰宅後の様子に変化がないか
留守番中だけでなく、帰宅したあとの様子も判断材料になります。
食欲はあるか、排泄はいつも通りか、落ち着いて過ごせているか。
普段と違う様子が続くなら、「いつも留守番できているから大丈夫」と決めつけず、留守番時間や環境を見直すきっかけにしてもいいと思います。
わが家も「10時間できたからOK」と考えるのではなく、毎日の様子を見ながら生活を続けていました。
共働き家庭でわが家がやっていた留守番前後の工夫
朝は、出勤前に散歩へ行くのが日課でした。
迎えたばかりの頃は室内トイレがまだ安定しておらず、特にうんちは散歩で済ませておかないと、留守番中に失敗する可能性がかなり高かったからです。
しかも、うちのコはなかなかの快便(笑)。
「今日は雨だから散歩なしでいいか」とは、なかなかできませんでした。
朝の排便を無事に見届けると、
「よし、これで仕事に行ける」
と、こちらもひと安心。
雨の日も大変でしたが、当時のわが家にとっては、これが長い留守番前の大事な準備でした。
水と室温は留守番中も困らないように
留守番中に自分で水を飲めるよう、いつもの場所に用意してから出かけていました。
そして季節によって気をつけていたのが室温です。
人がいない時間でも犬はそこで過ごすので、暑い日はエアコンを使って、留守番中も過ごしやすい環境になるようにしていました。
フリーだからこそ危ないものは置かない
わが家は途中から、留守番中も部屋の中をフリーにしていました。
うちのコは物をかじったり荒らしたりするタイプではありませんでしたが、それでも犬が届くところに危険なものを置かないようにはしていました。
フリーなら自由に過ごせますが、自由に動けるぶん、安全な環境をつくっておくこともセットだと思います。

床リセットが習慣になりました。床には何も置きません。
帰宅後は散歩へ。家族と過ごす時間も大切にしました
仕事から帰ったら、まずお散歩へ。
トイレの失敗があった時期は掃除が先になる日もありましたが、散歩へ行き、ごはんを食べ、家族で一緒に過ごしていました。
同じ部屋でそれぞれ過ごしたり、ソファで一緒にのんびりしたり。
そんな普通の時間も含めて、わが家の毎日のリズムになっていきました。
わが家の平日の流れを時間ごとにまとめた記事もあります。

留守番が長くなる家庭ほど、室内トイレができると助かる
わが家が「できるようになって助かった」と感じたのが室内トイレです。
迎えた頃はシートではない場所でおしっこをしたり、うんちを失敗したりしていましたが、その後は日中のおしっこならトイレシートでできるようになりました。
留守番中にしたくなったら、自分でトイレへ行ける。
それだけでも「帰るまで我慢していないかな」という心配がひとつ減りました。
共働きで留守番が長くなるわが家にとって、室内トイレができるようになったことはかなり大きかったです。
トイレで苦労したことや、わが家で試した方法については別の記事に詳しくまとめています。

留守番中の様子が心配なら「見えるようにする」のもひとつ
長時間の留守番では、「留守番している間、どう過ごしているんだろう?」という心配もあります。
わが家も初めて留守番させた頃は、仕事中に「今ごろ何してるかな」「ちゃんと落ち着いてるかな」と気になりました。
今はスマホから愛犬の様子を確認できる見守りカメラもあります。留守番の時間だけでなく、実際の様子を確認できることも安心材料のひとつです。
Furboはサブスクなしでも使える?料金や機能を調べてみました

共働きで犬を迎える前に、長時間の留守番について考えておきたいこと

共働きでも、家族の生活リズムに合えば犬と一緒に暮らすことはできます。
ただ、普段から留守番が長くなる家庭では、「いつもの平日」だけでなく、予定どおりに帰れない日まで考えておくと安心です。
だからこそ、迎える前や一緒に暮らし始めたあとに、こんなことを家族で考えておくといいと思います。
- 残業などで帰宅が遅くなった日はどうする?
- 朝の散歩や排泄は誰が担当する?
- 家族の誰かが早く帰れる日はある?
- 犬が体調を崩したとき、仕事を調整できる?
- 留守番が難しくなったとき、家族以外に頼れる人はいる?
全部に完璧な答えを用意してから迎えなければいけない、ということではありません。
わが家も最初から何もかもうまくできていたわけではなく、トイレに苦労したり、ケージが狭すぎたり、暮らしながら気づいたことがたくさんありました。
それでも、その都度「どうしたらこのコも私たちも暮らしやすいかな」と考えて、少しずつやり方を変えてきました。
共働き家庭で大切なのは、留守番をゼロにすることではなく、長くなる日も含めて無理なく続けられる暮らし方を考えておくことだと思います。
留守番だけでなく、トイレや散歩、家族との生活も含めて「共働きで保護犬を迎えられるかな?」と迷っている方はこちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ|犬の留守番は「何時間」だけで決めなくていい
わが家では5歳の成犬の保護犬を迎え、平日は約10時間、月に4〜5日は12時間ほど留守番してもらう生活でした。
ただ、これは「犬なら10時間や12時間留守番できる」という意味ではありません。
わが家も最初はケージやトイレで失敗しました。それでも、その子の様子を見ながら環境を変え、少しずつわが家なりの留守番の形ができていきました。
大切なのは「何時間まで」という数字だけでなく、その子が留守番中に無理なく過ごせているかを見ることだと思います。
共働きだから最初から完璧な留守番環境を作らなければ、と考えすぎなくても大丈夫です。
わが家の経験が、「仕事をしながら犬と暮らせるかな」と考えるひとつの材料になればうれしいです。
