共働き家族の体験記①|笑わないうちのコ。保護犬譲渡会で運命の出会い
初めての譲渡会、ドキドキの滋賀旅
2020年、私たちは滋賀県で開かれていた保護犬の譲渡会へ、主人と車で約3時間かけて向かいました。
それまでずっと犬を飼いたいと思いながらも、なかなか一歩を踏み出せずにいた私。
共働きで高校生の娘もいたわが家では、子犬よりも落ち着いた成犬のほうが、今の暮らしに合うかもしれない。そんなことも考えていました。
そんなときに出会ったのが、「ペットのおうち」というサイトです。
そこには、家族を探しているたくさんの犬や猫たちの姿がありました。
「こんなにたくさんのコたちが、家族を探してるんだ」
驚いたのを覚えています。
いろいろと調べているうちに、初めて「譲渡会」というものを知りました。
「とにかく一度、行ってみたい!」
そう思って見つけたのが、次の日曜日に滋賀県で開かれる譲渡会。
主人と一緒に、ドキドキしながら滋賀へ向かうことにしました。
ついに出会った、うちのコ
会場には想像以上に多くの人が集まっていて、整理券をもらって待つことになりました。
そして、そこで出会ったのです。
のちに家族になる、うちのコに。
会場には大型犬や中型犬が多く、小型犬も何頭かいました。
その中にいたのが、小さなトイプードルのうちのコです。
元気いっぱいに自己アピールする陽キャわんことは違って、
吠えない、見ない、興味ない。
完全に陰キャなうちのコ(笑)。
トイプードル特有のくるくるした毛は短くカットされていて、大人しくて、やせっぽい姿をしていました。
隣にいたトイプードルはとても愛想がよく、複数のご家族が気にかけている様子。
一方のうちのコは、寝ているだけ。
私たちが見ている間は、特に誰かにアピールする様子もありませんでした。
無表情で、目を開けているのに、どこか遠くを見ているような顔。
面白いことなんて知らない。
嬉しいも楽しいも何も知らない。
私には、そんなふうに見えました。
それでも、どこか優しそうな顔をしていました。
抱っこさせてもらうと、小さくて、軽くて、温かくて。
私の手をペロッと1回だけ、ごあいさつするように舐めてくれました。
でも、ケージに戻るともうこちらには見向きもしません。
「こんなわんこもいるんだ……」
私がそれまで思い描いていた「犬」とは、ずいぶん違うコでした。
「この子、笑わせたい」と思った
「犬」といえば、尻尾をふりふり、顔をペロペロ。
そんなイメージを持っていた私にとって、うちのコはちょっと不思議な存在でした。
こんなわんこもいるんだ……。
この子、笑わないのかな。
笑わせたいな。
そんな気持ちが、ふっと湧いてきました。
推定年齢は5歳くらいとのこと。
少し離れたところで、主人とコソコソ「家族会議」を開きました(笑)。
そして、私たちは決めました。
「うちにおいで」
このコを笑わせてあげたいな。
うち、面白いよっ。
こうして、うちのコを家族に迎えることになりました。
うちのコと出会った譲渡会について
うちのコとは、滋賀県の動物愛護団体「エンジェルズ」さんの譲渡会で出会いました。
2020年、初めて訪れた譲渡会。
そこで出会った小さなトイプードルが、その後6年間を一緒に過ごす家族になるなんて、このときはまだ想像していませんでした。
保護活動や譲渡会について詳しく知りたい方は、エンジェルズさんの公式サイトをご覧ください。
こうして家族に迎えることになった、うちのコ。
でも、帰りの車ではまさかの仁王立ち。
家に着いても、ごはんも水もトイレもなし。
私たちとうちのコの暮らしは、想像していた「犬との生活」とはちょっと違うところから始まりました。
家族になった初日の様子は、こちらに続きます。


