犬のリンパ腫で実際に食べてくれたもの|フード・おやつ体験レビュー
うちのコがリンパ腫と診断されました。
薬を飲みながらも、日に日に食欲が落ちていき、「何なら食べてくれるんだろう」「無理に食べさせるくらいなら、何もあげない方がいいのかな」と、毎日悩んでいました。
そんな中で、実際によく食べてくれたものを、体験を交えながら紹介します。
もちろん、すべての犬に当てはまるわけではありません。それでも、「何かひと口でも食べてほしい」と願う飼い主さんにとって、ひとつの選択肢になればうれしいです。
食べてくれたものから見えたこと
あれこれ試した2か月間でしたが、結局「これなら絶対食べる」という正解の食べ物はありませんでした。
昨日まで喜んで食べていたものを今日は見向きもしなかったり、逆に何気なく買ってきたものを夢中で食べたり。その日の体調や気分に合わせて、いろいろな食べ物を試す毎日でした。
最初は、「少しでも栄養のあるものを食べてほしい」という気持ちが強かったです。でも、食べない日が続くうちに、その思いは少しずつ変わっていきました。
後半は、「栄養よりも、何でもいいからひと口でも食べてほしい」。ただそれだけを願うようになりました。
だから、少しでも口にしてくれた日は本当にうれしかったです。「これでまた一緒に過ごせる時間が少し増えるかもしれない」という希望を感じられましたし、何より、おいしそうに食べる姿を見られたことが幸せでした。
食欲が落ち始めた頃の様子や経過については、こちらの記事で詳しくまとめています。

実際に食べたもの
食べてくれた期間や回数には差がありますが、実際によく口にしてくれたものをまとめました。
※後半は獣医師にも相談し、「食べられるものを優先する」という考えで与えていました。
| 食べたもの | 食いつき | 継続 |
|---|---|---|
| デビフ シニアの食事 | ★★★★★ | ◎ |
| プリモデビィ | ★★★★★ | ○ |
| ちゅーる | ★★★★★ | ◎ |
| ちゅーるテリーヌ | ★★★★☆ | △ |
| 鶏むね肉 | ★★★★☆ | ○ |
| 手作りおかゆ | ★★★★☆ | ○ |
| プリン、バニラヨーグルト | ★★★★★ | ◎ |
| チーズ蒸しパン、パウンドケーキ | ★★★★★ | ◎ |

病院で薬の飲ませ方を相談したところ、プリンやチーズ蒸しパンなど甘いものも意外と食べてくれることがわかりました。
ウエットフード
デビフ シニアの食事
何缶買ったのかわからないくらい、お世話になったフードです。うちのコには一番口に合っていたようで、比較的安定して食べてくれました。
ほかのウエットフードもいろいろ試しましたが、最初だけ食べて、すぐに見向きもしなくなることがほとんど。その中でも、このデビフだけは最後まで頼れる存在でした。
スーパーでも手に入りやすかったので、本当に助かりました。食べてくれる日はまとめ買いして、切らさないようにしていました。
1回で1缶(85g)食べられたら、「今日はよく食べてくれたね」と家族で喜んでいたのを覚えています。
プリモデビィ
デビフを食べなくなったときに、次の選択肢として試したのがプリモデビィでした。
匂いや味が変わるからなのか、デビフには見向きもしなくなっていても、こちらは食べてくれることが多かったです。
食べない日が続く中で、「これもダメかもしれない」と半分あきらめながら買ったので、パクパク食べてくれたときは思わずガッツポーズでした。
「もう食べてくれないかも…」と思っていた分、本当にうれしかったのを覚えています。
おやつ編
後半になると、犬用フードもほとんど食べなくなってしまいました。そんなとき、病院で薬の飲ませ方を相談したことが、大きな転機になりました。
いなば ちゅーる
これも本当にたくさん買いました。少しでも栄養をとってほしかったので、「総合栄養食」のちゅーるを選んでいました。
もちろん食べない日もありましたが、比較的安定して食べてくれることが多く、最後まで頼りになる存在でした。
病気になる前から大好きなおやつだったこともあり、食欲が落ちてからも喜んで食べてくれる日がありました。
後半は「食べてくれるならそれでいい」と思い、食べたいだけあげていました。1回に3本くらい食べることもありました。
いなば ちゅーるテリーヌ
ちゅーるまで食べなくなってしまったときに、初めて買ったのが「ちゅーるテリーヌ」でした。
「これもダメかもしれない」と思いながらあげてみると、思いのほかよく食べてくれたんです。「もしかして、こっちの方が好きなのかな?」と思うくらいの勢いでした。
ただ、それも長くは続きませんでした。後半になると、今度はテリーヌよりも、やわらかい食感の普通のちゅーるの方を好むようになりました。
その時々で食べられるものが変わることを、改めて実感した出来事でした。
この頃は、「何を食べるか」だけでなく、「どうすれば食べてくれるか」も試行錯誤していました。実際に効果を感じた工夫は、こちらの記事でまとめています。

番外編
K9ナチュラル
フリーズドライのフードですが、細かく砕いて、ふりかけのようにしてあげていました。毎回ではありませんが、時々食べてくれることがありました。
元気だった頃は食いつきがとても良かったので、食欲が落ちてきた子には一度試してみる価値があると思います。
私は価格が少し高かったので、お試しサイズを購入していました。(正直、お財布にはなかなか厳しかったです…笑)
ママクック むね肉レバー
これは一度しか食べられませんでしたが、今でも忘れられないおやつです。
病気と診断されて食べなくなったことをトリマーさんに話すと、「よかったら試してみてください」と試供品をくださいました。
その頃は水しか飲まない日もあり、「きっとこれも食べないだろうな」と思っていました。それでも、せっかくいただいたので一応あげてみようと手のひらにのせた瞬間、顔をグイグイ寄せてきて、一瞬で食べきったんです。
その姿が本当にうれしくて、後日、買いに行きました。
でも、その頃には体調が急激に悪化してしまい、残念ながら、もう何も食べてくれなくなっていました。
「もっと早く試してあげればよかった。」
それだけが今でも少し心残りです。
モンプチ ムース仕立てビーフ
病院の先生から、「猫ちゃん用のごはんは香りが強いので、食欲が落ちた子でも食べてくれることがありますよ」と教えていただき、何種類か試してみました。
でも、ほとんどは食べてくれませんでした。
そんな中で、唯一食べきってくれたのが、このムース仕立てのビーフ味です。
匂いが強いのか、たくさんクンクンしながら、久しぶりにしっかり食べてくれて、本当にうれしかったのを覚えています。
ほかの猫用フードはどれも不発だったので、「これだけは食べてくれた!」という印象がとても強く残っています。
手作りで食べてくれたもの
手作りおかゆレシピ(約1日分)
うちのコは約4.8kgのトイプードルです。
手作りおかゆは、本来なら1日で食べきれるくらいの量を作っていました。でも、実際には調子が良い日でも1回に食べられるのは約60gほどでした。
そのため、3日分くらいは冷蔵し、それ以外は小分けにして冷凍保存していました。
調子が良い日は順調に食べてくれるので、「また作らないと」と思うくらいのペースで減っていきました。
栄養面が気になったので、デビフのレバーの缶詰などをトッピングした日もあります。病気や体調によって適した食事は異なるため、必要に応じてかかりつけの獣医師にも相談してください。
材料
- ごはん:140グラム
- 鶏むね肉(皮なし):100g
- にんじん:30g
- 水:500~600ml
作り方
- 鶏むね肉は細かく刻むかミンチにし、にんじんはすりおろすかみじん切りにする。
- 鍋にごはん・水・にんじんを入れて火にかけ、ごはんをほぐしながらやわらかく煮る。
- 鶏むね肉を加え、ほぐしながら火を通す。
- 全体がとろっとしたおかゆ状になり、具材がやわらかくなったら火を止める。
- 粗熱を取り、人肌程度まで冷ましてから与える。

このおかゆだけを長期間の主食にするのは栄養面で不十分です(カルシウムやビタミン・ミネラルバランスが崩れがち)
与える量の目安
1日:約240〜350g
このレシピは、リンパ腫で食欲が落ちたわが家の愛犬が比較的食べてくれた内容です。栄養バランスを考えた療法食ではなく、「少しでも食べてもらうこと」を優先して作っていました。病気や体調によって適した食事は異なるため、必要に応じてかかりつけの獣医師にも相談してください。
私が伝えたいこと
正直にいうと、この記事で紹介したものも、気分によってはまったく見向きもしない日が何度もありました。
病気が進むにつれて体調にも波があり、「これなら絶対食べる」という正解の食べ物は最後まで見つかりませんでした。昨日まで喜んで食べていたものを今日は見向きもしなかったり、何気なく買ったものを夢中で食べたり。その日の体調や気分によって、食べられるものは本当に変わります。
それでも、「もう食べないかもしれない」と決めつけず、新しいものを探し続けました。食べられずに処分したものもたくさんありましたが、ひと口でも食べてくれる姿を見るだけで、私も元気をもらっていました。
「もうあげるものがない!」と悩んだ時の参考になれば嬉しいです。
リンパ腫と診断された時のことはこちらです。

