保護犬がご飯を食べない…迎えた初日から食べるまでにわが家で試したこと
保護犬を迎えたのに、ご飯を食べない。
「緊張しているだけかな?」
「このまま食べなかったらどうしよう」
「病院へ行ったほうがいい?」
迎えたばかりだからこそ、ちょっとしたことでも心配になりますよね。
わが家が推定5歳の保護犬を迎えた初日も、ご飯をまったく食べませんでした。
それだけではなく、水も飲まない。おしっこもうんちもしない。
「大丈夫かな……」と思いながら迎えた翌朝、ようやく私と目を合わせたまま、うんちをしました(笑)。
でも、ご飯はまだ食べません。
そこで、いったん部屋を出てみることにしました。しばらくして、こっそり戻ってみると……
食べてる。
どうやら、うちのコの場合は「ご飯が嫌」というより、人がそばにいるとまだ落ち着いて食べられなかったようでした。
その後は少しずつ人前でも食べるようになりましたが、物音がすると食べるのをやめてこちらを確認したり、後ろを通るだけでビクッとしたり。
迎えたばかりのころは、ご飯ひとつにも警戒しているように見えました。
この記事では、保護犬が迎えた初日にご飯を食べなかったわが家の体験と、食べないときに確認しておきたいこと、動物病院へ相談する目安についてまとめます。
「食べさせなきゃ」と焦る前に、少しだけ犬の様子を見てみると、できることが見つかるかもしれません。
保護犬を迎えた初日、ご飯を食べないのは「緊張」が原因のこともある
保護犬を迎えた初日にご飯を食べないと、「フードが嫌なのかな?」「体調が悪いのかな?」と心配になりますよね。
迎えたばかりの犬は、これまでいた場所から知らない家へ移り、周りの人や音、においなど、環境が大きく変わります。
こうした環境の変化やストレス、不安によって食欲が落ちることはあります。
わが家のうちのコも、初日はご飯をまったく食べませんでした。
ただし、ここで気をつけたいのが、「保護犬だから緊張しているだけ」と決めつけないことです。
犬がご飯を食べない理由には、環境の変化だけでなく、体調不良や口の中の痛みなど、さまざまな原因が考えられます。
そのため、ご飯を食べるかどうかだけではなく、水を飲んでいるか、排泄はあるか、ぐったりしていないかなど、ほかの様子も一緒に見ておくことが大切です。
わが家の場合はどうだったのか。
ここから、迎えた初日から少しずつ食べられるようになるまでを振り返ってみます。
参考:ペット&ファミリー損保「【獣医師監修】犬猫の食欲不振はなぜ?ご飯を食べないときに考えること」
わが家の保護犬も初日はご飯も水も口にしなかった
初日は食べない・飲まない・排泄もしない
わが家がうちのコを迎えた初日、ご飯はまったく食べませんでした。
水も飲まない。
おしっこもしない。
うんちもしない。
迎えたばかりなので緊張しているのかなと思いつつも、何も口にせず、排泄もしないとなると、やっぱり心配でした。
そして翌朝。
ようやく、うんちをしました。

しかもなぜか、私としっかり目を合わせたまま(笑)。
「出た!」とホッとしたのを覚えています。
でも、排泄はできても、ご飯はまだ食べませんでした。
人がいると食べないので、部屋を出てみた
ご飯を置いても、私たちがいる前では食べようとしません。
そこで、いったん部屋を出てみることにしました。
しばらくして、気づかれないようにこっそり戻ってみると、
食べてる。
「食欲がないわけじゃなかったんだ」
と、少しホッとしました。
うちのコの場合は、ご飯そのものが嫌というより、人がそばにいる状態では、まだ落ち着いて食べられなかったのかもしれません。
それからしばらくは、無理にそばで見守ろうとせず、ご飯を置いたら少し離れるようにしていました。
迎えたばかりの保護犬がご飯を食べないときに考えられること
迎えたばかりの保護犬がご飯を食べないとき、理由はひとつとは限りません。
新しい家に来たことによる緊張や不安など、環境の変化が食欲に影響することがあります。
知らない場所、知らない人、聞き慣れない生活音。
人にとってはいつもの家でも、迎えたばかりの犬にとっては初めてのものばかりです。
また、それまで食べていたフードから急に変わったことが影響する場合もあります。迎えるときに、保護団体や預かりさんからそれまで何を食べていたか、1日にどのくらい食べていたかを聞いておくと参考になります。
ただ、ご飯を食べない原因は環境の変化だけではありません。
体調不良のほか、口の中が痛いなど、食べたくても食べにくい状態になっていることもあります。
だからこそ、「保護犬だから最初は食べなくても仕方ない」と決めつけず、ご飯以外の様子も一緒に見ておきたいところです。
わが家では、うちのコが人のいないところでは食べているのを見てから、「食べさせること」より「落ち着いて食べられるようにすること」を意識するようになりました。
ご飯を食べないとき、わが家で大切だったのは「構いすぎない」こと
迎えたばかりのころは、ご飯を食べないと心配で、つい様子を見たくなります。
「食べるかな?」
「まだ食べないな」
「少し近くにいたほうが安心するかな」
でも、わが家の場合は逆でした。
私たちがいると食べなかったのに、部屋を出ると食べていたからです。
それからは、ご飯を置いたら少し離れて、うちのコが落ち着いて食べられるようにしました。
人前で食べられるようになってからも、食事中に大きな音や声を出さないようにしたり、急に後ろを通って驚かせないようにしたり。
特別なことをしたわけではありません。
「食べてほしい」と構うより、安心して食べられる時間と場所を作る。
うちのコには、それが合っていたように思います。
もちろん、すべての保護犬が同じとは限りません。
そばに人がいたほうが落ち着くコもいるでしょうし、ご飯を食べない原因が体調にあることもあります。
だから「食べないときは放っておけばいい」ということではなく、そのコがどんな状況なら落ち着いて食べられそうかを見てみる。
迎えたばかりの時期には、そんな見守り方もひとつの方法だと感じました。
「保護犬だから緊張しているだけ」と決めつけない
わが家のうちのコは、人がいないところではご飯を食べていたので、迎えたばかりの環境や人への警戒が関係していたのかもしれません。
ただ、ご飯を食べない理由がすべて緊張や環境の変化とは限りません。
体調不良や口の中の痛みなどが原因で、食欲が落ちたり、食べたくても食べられなかったりすることもあります。
ご飯を食べないときは、「食べた・食べない」だけではなく、水分や排泄の様子、ぐったりしていないか、嘔吐や下痢などほかの症状がないかも一緒に見ておきましょう。
・水は飲めているか
・おしっこやうんちは出ているか
・ぐったりしていないか
・嘔吐や下痢はないか
・痛そうにしている、呼吸が苦しそうなど、気になる様子はないか
なども一緒に見ておくと、動物病院へ相談するときにも状況を伝えやすくなります。
「何時間食べなかったら大丈夫」「何日なら待っていい」と一律に考えるのも難しいところです。年齢や持病の有無、ほかの症状などによっても判断は変わります。
食べない状態が続くときや、ほかにも気になる症状があるとき、「このまま様子を見ていて大丈夫かな」と迷ったときは、動物病院へ相談してください。
迎えたばかりだからこそ、「きっと緊張しているんだろう」と決めつけず、体調も一緒に見てあげることが大切です。
参考:VCA Animal Hospitals「Anorexia in Dogs」
参考:アニコム「動物病院に行こう(3)<受診時に役立つポイント〜症状別〜><犬>」
共働き家庭なら、迎えたあとの数日は少し余裕を作っておくと安心
わが家は共働きだったので、うちのコを迎えて数日後には仕事へ行きました。
今振り返ると、もう少し休みを取って、家で様子を見られる時間を作ってもよかったなと思っています。
迎えた初日は、ご飯を食べない、水も飲まない、排泄もしない。
翌朝になってようやくうんちをして、ご飯も人がいなければ食べられることがわかりました。
少しずつ変化は見えていましたが、まだ物音や人の動きにも敏感な時期でした。
もちろん、ずっとそばについている必要はないと思います。実際、うちのコは人がいないほうがご飯を食べられました。
それでも、迎えた直後に少し余裕があれば、ご飯や水、排泄などの様子を確認しながら、そのコがどんな環境なら落ち着けるのかを見ることができます。
これから保護犬を迎えるなら、可能であれば連休に合わせたり、家族で休みをずらしたりして、迎えたあとの数日は少し余裕を持てる日程にしておくのがおすすめです。
何日も仕事を休まなければ保護犬を迎えられない、ということではありません。
わが家のように共働きでも一緒に暮らしていけます。
ただ、迎えたばかりの数日間については、「もう少し時間を取っておけばよかった」というのが、今振り返って感じていることです。

犬も新しい家に慣れていないけれど、迎えた私たちだって保護犬との暮らしは初めて。最初からうまくできなくて当たり前だったんですよね。
ご飯だけでなく、迎えた直後の過ごし方全体が気になる方は、保護犬を迎えて最初の1週間の過ごし方もまとめています。

ご飯を食べなかったうちのコも、少しずつ家で食べられるようになった
保護犬を迎えた初日、ご飯を食べないと心配になります。
わが家のうちのコも、初日はご飯を食べず、水も飲まず、排泄もありませんでした。
翌朝ようやくうんちをしたものの、ご飯はまだ人がいると食べられません。
でも、部屋を出てみると食べていた。
そこから少しずつ人前でも食べられるようになり、最初は物音に反応して食べるのをやめていたのが、いつの間にか周りを気にせず食べられるようになりました。
最後には「何があっても、ご飯は食べる!」というくらいに(笑)。
迎えた初日にご飯を食べないと、「このままで大丈夫かな」と焦ってしまいます。
そんなときは、食べさせることだけに一生懸命にならず、そのコが落ち着いて食べられる環境を探してみるのもひとつの方法です。
もちろん、食べない原因が緊張とは限りません。水分や排泄、ほかに気になる症状がないかも確認し、迷ったときは動物病院へ相談してください。
わが家では、ご飯を食べることひとつをとっても、少しずつ変わっていきました。
迎えたばかりなら、犬も家族もまだ始まったばかりです。
初日から全部うまくいかなくても、様子を見ながら、そのコに合う過ごし方をひとつずつ見つけていけばいい。
今なら、そんなふうに思います。
ご飯だけでなく、寝方や私たちとの距離にも少しずつ変化があったことについてはこちらです。

