【犬のリンパ腫】治療費20万円の内訳|検査・CT・通院費を公開
「リンパ腫の検査って、いくらかかるんだろう…。」
愛犬がリンパ腫かもしれないと言われた日、うちのコの体調が心配で不安でしたが、同時に費用の事も気になりました。「犬 リンパ腫 費用」で何度も検索しました。
でも、出てくるのは「数十万円かかることもあります」という情報ばかり。
実際に診断までいくらかかったのか、CT検査はいくらだったのか、その後の通院では毎月どれくらい必要なのか。知りたいことは、なかなか見つかりませんでした。
わが家は、消化器型リンパ腫と診断され、抗がん剤ではなくステロイド治療を選びました。
この記事では、発見時の血液検査・レントゲン・エコー検査から、CT検査、診断後の通院まで、実際にかかった費用を包み隠さず公開します。
治療方法や、愛犬の大きさによって費用は大きく変わりますが、「これからどれくらいお金がかかるんだろう」と不安な方が、少しでもイメージできる参考になればうれしいです。
※この記事で紹介する費用は2026年当時のトイプードル(5kg)の実際の金額です。病院や地域、犬の体重、治療方法によって異なります。あくまで一例であり、他院や他犬種では異なります。
わが家では診断から約2か月で約20万円かかりました。
内訳もすべて公開します。
元気だったのに突然…最初にかかった検査費用
狂犬病の注射を受けに行った日、先生が「あれ?」と言いました。
お腹にしこりがある、と言われました。
「注射は今日は置いといて、詳しく検査してもいいですか?」と言われ血液検査、レントゲン検査、腹部エコー検査を受けることになりました。
突然のことで頭が真っ白になる中、検査を進めるしかない状況に。不安と同時に、思っていた以上に検査費用がかかることにも驚いたのを覚えています。
まずは、診断までに受けた検査とかかった費用をまとめます。
| 検査内容 | 費用 |
|---|---|
| 採血料 | 750円 |
| CBC(血球計算) | 2,000円 |
| 電解質検査 | 1,200円 |
| 血液生化学検査(12項目) | 8,400円 |
| X線検査(レントゲン) | 7,000円 |
| 腹部超音波検査(エコー) | 5,000円 |
| 合計 | 24,350円 |
この時点では、まだリンパ腫とは確定していませんでした。まずは原因を探るために、血液検査や画像検査を行い、ここまでで24,350円かかりました。
CT検査と確定診断でかかった費用
血液検査やレントゲン、エコー検査を受けた結果、病気を特定するためにCT検査を受けることを決意しました。
CT検査をするために大きな病院を紹介してもらいました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 初診・診察 | 5,000円 |
| 血液検査・細胞診 | 49,100円 |
| CT検査(造影・追加撮影含む) | 90,000円 |
| 点滴・注射・処置 | 8,600円 |
| 処方薬・CD-R作成 | 1,481円 |
| 合計 | 154,181円 |
- さらに詳しい明細書
-
項目 金額 初診料 5,000円 血液検査(CBC) 2,750円 血液検査 生化学(5項目) 4,700円 血液塗抹検査 1,000円 超音波検査 3,800円 細胞診 6,000円 細胞診追加 1,000円 外注細胞診 15,000円 クローナリティ検査 15,000円 静脈内カテーテル留置 1,200円 静脈点滴注射 3,000円 プレドニゾロン注 1,650円 バイトリル注 2,750円 CT検査(10kgまで) 65,000円 CT追加一部位 18,000円 CT造影処置 7,000円 処方料(3件) 900円 フラジール内服錠 45円 プレドニゾロン錠 36円 CD-R作成 500円
あらかじめ聞いている金額ではありましたが、やはり高額でした。
でも、原因がわからないまま不安な時間を過ごすより、「消化器型リンパ腫」という診断がついたことで、治療の方向性が決まった安心感もありました。
一方で、「悪性腫瘍だった」という現実を突きつけられた瞬間でもありました。原因がわかってホッとした気持ちと、大切な家族が重い病気だったという受け入れがたい気持ちが入り混じり、とても複雑な一日でした。
消化器型リンパ腫と診断されたとき、わが家が抗がん剤ではなくステロイド治療を選んだ理由はこちらの記事で詳しくまとめています。

ステロイド治療開始後の毎月の通院費
病名が特定されたことで、治療方針はステロイド治療に決まりました。ここからは、実際に通院でかかった費用を紹介します。
| 通院日 | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 2026/5/16 | 再診・ステロイド・抗生剤処方 | 2,860円 |
| 2026/5/22 | 再診・ステロイド・抗生剤処方(処方日数増) | 5,830円 |
通院費は、処方日数によって金額が変わりましたので、ここでは代表例を掲載しています。CT検査のような高額な支払いはありませんでしたが、定期的な通院が続くため、少しずつ費用は積み重なっていきました。

わが家でも支払える金額で、費用の心配は軽減されました。
ステロイド治療で実際にどんな変化があったのか、副作用や効果についてはこちらで詳しく紹介しています。

わが家が実際にかかった総額
| 内容 | 費用 |
|---|---|
| 初期検査(血液検査・レントゲン・エコー) | 24,350円 |
| CT検査・確定診断 | 154,181円 |
| 通院費(5回分) | 19,580円 |
| 合計 | 198,111円 |

2か月で5回通院しました。
治療方法による費用の違い
わが家は年齢や体への負担、費用などを家族で話し合い、ステロイド治療を選びました。
抗がん剤をするかどうか悩んだときに費用について比べました。抗がん剤についてはいつまで続けるにより、金額はかなりかわってくると思いますが、一般的な目安として掲載しています。
| 治療 | 費用 |
|---|---|
| ステロイド | わが家では約20万円 |
| 抗がん剤 | 数十万〜100万円以上になることも |

病気も運命と受け入れて「何もしない」という選択ももちろんあると思います。先生から実際にそう説明を受けました。治療をしないというより、積極的な治療を行わずに過ごすという選択肢です。
フード代・消耗品代も地味に負担だった
元気だったうちのコもだんだん食欲が落ちて、食べなくなっていきました。
消化器型リンパ腫は、最終的に食欲がなくなる子が多いと聞いていたので、食べない日は「病気が進行しているのでは」と不安でたまりませんでした。少しでも口にしてくれるならと、フードやおやつ、人が食べるものまで、食べられそうなものは何でも買って試しました。
その日、何なら食べられるのかわからないので、ストックもないと不安でした。スーパーやホームセンターへ何度も買い足しに行きました。
次に、何度も続くタール便という黒い軟便をするようになり、トイレシート、お掃除シートの消耗が早くなりました。臭いもありましたので、消臭効果がありそうなお掃除シートもマストで買いました。散歩もだんだん行けなくなりましたので、トイレシートは毎週買うようになりました。
診療費だけでなく、フード代や消耗品代も少しずつ積み重なり、病気には目に見えない負担もたくさんあると実感しました。

金額というより、買い物に行く頻度が多く、そばにいたいのにバタバタしている、と思いました。
食べられるものが毎日のように変わり、本当に試行錯誤の連続でした。実際に食べてくれたものや工夫はこちらの記事にまとめています。


保険だけでは足りないと実感したこと
実際に気づいた保険の落とし穴
検査だけでも高額な費用がかかるとわかったとき、「保険に入っていて良かった」と思いました。70%補償だったので、ほとんどカバーできるものだと考えていたからです。
しかし実際には、保険金の支払いには1日あたり1万円までという上限があり、思っていたより自己負担が多くなりました。補償割合だけでなく、支払限度額までしっかり確認しておくべきだったと痛感しました。
これまでの小さなケガや病気では保険に何度も助けられてきましたが、今回のような大きな病気では、それだけでは十分ではありませんでした。保険とは別に、もしものための貯金も必要だったと感じています。
私が次に保険へ入るなら確認するポイント
今なら、保険を選ぶ際には次の点を必ず確認します。
- 1日あたりの支払限度額
- 年間限度額
- 通院補償
- 補償割合

日頃の通院に備えることはもちろん、大きな病気になったときにどう向き合うかも考えておくことが大切だと感じました。
わが家は治療方法をお金だけで決めたわけではありません。それでも、費用が大きな判断材料のひとつだったことは間違いありません。
まとめ
わが家では病院代だけで2か月で約20万円かかりました。さらにフードやトイレシートなどの消耗品代もかかり、実際の負担はそれ以上でした。
「思ったより高い」と感じる方も多いと思います。犬のリンパ腫は、治療だけでなく検査や通院にも思っていた以上の費用がかかりました。病院代だけでなく、フード代や消耗品代も積み重なり、想像以上の負担になりました。
わが家の場合はステロイド治療を選択したため、この金額でしたが、治療方法や病状によって費用は大きく変わります。
これから検査や治療を控えている方は、不安でいっぱいだと思います。この記事が、費用の目安を知り、少しでも心の準備をする参考になれば幸いです。
また、費用だけでなく、食事や介護、精神的な負担も決して小さくありません。もしものときに後悔しないよう、保険の内容や備えについて考えるきっかけになればうれしいです。
リンパ腫の体験を時系列でまとめています。
- 消化器型リンパ腫と診断された日
- ステロイド治療を選んだ理由
- ステロイド治療の効果と副作用
- 食べなくなったときの工夫
- 実際にかかった治療費(この記事)
