保護犬を迎える前の準備チェックリスト|迎える日までにやること9つ
保護犬を迎える前にやっておきたいことは、安心して休める場所づくりや誤飲・脱走対策、最低限の用品、留守番や動物病院など、まず確認しておきたいことは9つあります。
でも、全部を完璧にそろえてから迎える必要はありません。
わが家も、5歳くらいの成犬の保護犬を迎える前に、ケージやトイレ用品などを用意して準備していました。
ところが実際に暮らし始めてみると、用意したケージが合わなかったり、初日はごはんも水も口にしなかったり、トイレもすぐに覚えたわけではありませんでした。
今振り返ると、迎える前に大切なのは、最低限の準備をしたうえで、その子の様子に合わせて変えていけるようにしておくことだと思っています。
この記事では、保護犬を迎える前にやっておきたいことを9つのチェックリストにまとめました。
共働き家庭で実際に成犬の保護犬を迎えた経験も交えながら、「先に準備しておいてよかったこと」と「迎えてから変えたこと」の両方を紹介します。
保護犬を迎える前の準備チェックリスト【まずここを確認】
迎える日までに、まず確認しておきたいのはこの9つです。
・安心して休める場所を決める
・誤飲や脱走につながる場所を確認する
・フードや食器など最低限の用品を用意する
・首輪・リード・迷子対策を準備する
・トイレ用品を用意する
・家族で犬との接し方を決める
・留守番を始めるまでの予定を考える
・かかりつけ候補と夜間に受診できる病院を調べる
・保護団体に食事やこれまでの生活習慣を確認する
全部を完璧に整えてから迎えなければいけない、という意味ではありません。
実際、わが家も迎えてから「これは違ったな」と変更したことがいくつもありました。
まずは安全に暮らすために必要なところを準備して、あとは一緒に暮らしながら調整していけば大丈夫です。
①まずは犬が安心して過ごせる場所をつくる
保護犬を迎える前に、まず決めておきたいのが「この子が安心して休める場所」です。
ケージやサークル、クレート、犬用ベッドなどがありますが、最初から「これが正解」と決めすぎなくてもいいと思います。
大切なのは、人の出入りが激しすぎず、犬が落ち着いて休める場所を用意しておくことです。
わが家でも、迎える前にケージを用意していました。
ところが、実際に留守番をさせてみるとうちのコには合わなかったようで、ケージの中で暴れ、帰宅すると体中がうんちまみれになっていたこともありました。
「ケージに入れておけば安心」と思っていたので、これはかなり想定外でした。
その後は家の中の危険なものを片づけ、フリーで過ごせるように変更。うちのコの場合は、そのほうが落ち着いて留守番できました。
もちろん、ケージの中を安心できる場所として過ごせる犬もいます。
迎える前に居場所を用意しておき、実際の様子を見ながらその子に合う形に変えていく。
わが家では、それくらい柔軟に考えておけばよかったなと思っています。
ケージを安心できる場所にするための目隠しや、わが家がケージ生活をやめた経緯はこちらで詳しくまとめています。

②誤飲・脱走など家の中の危険を減らす
保護犬を迎える前に、犬の目線で家の中を一度チェックしておくと安心です。
成犬だから大丈夫と思っていても、新しい環境でどんな行動をするかは、実際に暮らしてみるまで分からないこともあります。
特に確認しておきたいのは、次のような場所です。
・電気コードや充電ケーブル
・薬や洗剤など、口にすると危険なもの
・ゴミ箱や食べ物を置いている場所
・子どものおもちゃや文房具など小さなもの
・玄関や窓、ベランダなど脱走につながる場所
・犬が届く高さにある観葉植物や小物
全部の部屋を完璧に犬仕様にする必要はありません。
まずは犬が過ごす場所を中心に、届くところに危険なものがないか確認するだけでもかなり違います。
わが家でも、実際に暮らし始めてから「ここまで届くんだ」「これは片づけたほうがいいな」と気づいたことがありました。
迎える前に一度整えて、あとはその子の行動を見ながら少しずつ安全な範囲を広げていけばいいと思います。

床に物を置かないように習慣づけしました。
③最初に必要なものだけ用意する
保護犬を迎えるとなると、「あれも必要?これも買っておいたほうがいい?」と、つい全部そろえたくなります。
でも、最初からたくさん買わなくても大丈夫です。
まずは、迎えたその日から使うものを中心に用意しておきます。
・今まで食べていたフード
・フード用・水用の食器
・トイレシートなどのトイレ用品
・首輪やハーネス、リード
・迷子札などの迷子対策
・安心して休めるベッドや敷物
特にフードは、迎えてすぐ別のものに変えるのではなく、保護団体で食べていたものを聞いておくと準備しやすくなります。
ベッドやおもちゃなどは、せっかく用意しても使ってくれるとは限りません。
最初は必要最低限にして、暮らし始めてからその子に合うものを足していくくらいでも十分です。
「結局、迎える日までに何を買えばいい?」という方は、最初に用意したいものをこちらの記事で詳しくまとめています。

④子どもがいる家庭は最初の接し方を決めておく
子どもがいる家庭では、犬を迎える前に「最初はどう接するか」を家族で話しておくと安心です。
新しい犬が来るとなると、子どもはうれしくて、触ったり抱っこしたり、一緒に遊びたくなるかもしれません。
でも、迎えたばかりの保護犬にとっては、家も人もまだ知らないものばかりです。
最初は特に、
・追いかけない
・寝ているときは触らない
・食事中は近づきすぎない
・犬から近づいてくるのを待つ
・慣れるまでは大人がそばで見守る
このくらいを家族で共有しておくといいと思います。
わが家でも、迎えたばかりのうちのコは人に積極的に近づいてくるタイプではありませんでした。
「早く仲良くなろう」とするより、安心して同じ家にいられることから始めるくらいでちょうどよかったのだと思います。
子どもがいる家庭での接し方や役割分担については、こちらの記事で詳しくまとめています。

⑤共働き家庭は留守番を始めるまでの予定を考えておく
共働き家庭で保護犬を迎えるときに、考えておきたいのが留守番です。
できるなら、迎えた翌日からいきなり長時間の留守番になるより、最初は家で様子を見られる時間を作れると安心です。
有給や休日を利用したり、家族で休みをずらしたりできないか、迎える日を決める段階で考えておくといいと思います。
ただし、「○日間は必ず休まなければいけない」というものではありません。
わが家も共働きだったので、ずっと誰かが家にいる生活にはできませんでした。
大切なのは、留守番をさせないことではなく、
・ひとりになったとき落ち着いて過ごせそうか
・トイレはどんな状態か
・ケージとフリーのどちらが落ち着くか
・危険なものに触れる心配はないか
などを見ながら、その子に合った留守番の形を探していくことだと思います。
迎える前から完璧な留守番環境を決めるというより、仕事が始まったあとに困らないよう、調整できる余裕を作っておくと安心です。
迎えてから最初の数日をどう過ごすかは、こちらの記事で詳しくまとめています。

実際の留守番時間や、ケージからフリーへ変えた経緯はこちらにまとめています。

⑥動物病院と医療費について調べておく
保護犬を迎える前に、近くの動物病院も調べておきましょう。
元気そうに見えていても、迎えてから体調を崩したり、気になることが出てきたりするかもしれません。
いざというときに慌てないように、
・自宅から通いやすい動物病院
・診療時間と休診日
・夜間や休日に診てもらえる病院
・ペット保険に入るかどうか
このあたりは、迎える前に一度確認しておくと安心です。
また、保護団体から健康診断やワクチン、これまでの治療歴などを聞ける場合は、内容を確認しておきましょう。
ペット保険についても、迎える前に一度調べておくと安心です。補償内容や保険料、加入できる年齢などは保険会社によって異なるため、検討するときは各保険会社の公式サイトで最新の内容を確認してください。
成犬の保護犬でも入れるペット保険や、選ぶときに確認したいポイントはこちらでまとめています。

⑦家族で決めておきたいこと
保護犬を迎える前に、家族で犬との暮らし方について少し話しておくと、迎えてからバタバタしにくくなります。
たとえば、
・ごはんは誰があげる?
・おやつをあげるときのルールは?
・散歩は誰が担当する?
・犬が休んでいるときはどうする?
・名前や呼び方はどうする?
など、最初から細かく決める必要はありませんが、家族で共有しておくと安心です。

ちなみにわが家では、だんだん愛称を勝手に作って、呼び方がバラバラになっていました。
今思えば、迎えたばかりでまだ新しい家にも慣れていない時期くらいは、同じ呼び方にしてあげたほうが分かりやすかったかもしれません。
もちろん、暮らしていれば予定どおりにいかないこともあります。
最初に決めた役割やルールにこだわりすぎず、実際に暮らしてみて無理があれば変えていくくらいでいいと思います。
準備しても予定どおりにならなかった、わが家の話
わが家も、保護犬を迎える前に必要なものをそろえて、「これで大丈夫」と思っていました。
でも、実際に一緒に暮らし始めると、予定どおりにならないことばかりでした。
迎えた初日は、ごはんを食べず、水も飲まず、トイレもしませんでした。
留守番のために用意したケージも、うちのコには合わなかったようで、結局フリーで過ごす形に変更しました。
そして今振り返ると、「これは急がなくてもよかったな」と思うのが初日のシャンプーです。
たくさんの犬がいる場所から迎えたこともあり、当時は「まずきれいにしてあげたい」という気持ちがありました。
でも、譲渡会から長時間車で移動して、知らない家にやってきたその日にシャンプーまで。
うちのコにとっては、かなり疲れる一日だったと思います。
迎える前はいろいろ考えて準備していても、実際に暮らしてみなければ分からないことがあります。
だから、準備したものや決めたことがうまくいかなかったら、変えてもいい。
わが家の経験からは、最初の計画どおりに進めることより、その子の様子を見ながら暮らし方を調整していくことのほうが大切だったと感じています。
まとめ|全部そろえるより「この子を見ながら変えられる準備」を
保護犬を迎える前から、何もかも完璧にしておく必要はないと思っています。
まずは、安全に過ごせる場所と最低限必要なものを用意する。家族で最初の接し方や留守番について話しておく。
そして迎えたあとは、目の前のその子を見ながら、少しずつ暮らし方を変えていく。
保護犬との生活は、準備したチェックリストどおりには進まないかもしれません。
それでも、「これは合わなかったから変えてみよう」と家族で調整していけば大丈夫です。
迎える日を楽しみにしながら、できるところから準備を始めてみてくださいね。
